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2005年11月 7日 (月)

半落ち

佐々部清 監督

私の採点 ◎  2005.11

主演寺尾聰、柴田恭兵、原田美枝子、樹木希林、吉岡秀隆、奈良岡朋子ら実力派キャスト。

アルツハイマー病の妻を殺害した元刑事(寺尾聰)の取り調べから、裁判判決までが描かれているヒューマンドラマ。題名から単なるミステリーかと思って観たら、大きな間違いだった。

人の命は何時なくなるのか、身体が死ぬ時か?魂が死ぬ時か? 人は何のために生きているのか?  妻の殺害から3日後に自首するまでの空白の2日間の真実を明らかにしていく攻防で、この重い主題を浮き上がらせている。

一方、組織と個人の信念との葛藤が副主題として流れており、主題と絡み合って、重い物語に観客を引き付けている。本当に素晴らしい映画だった。

主人公は49歳、私と同世代である。もし妻がアルツハイマー病になったら・・・ ぞっとするテーマである。 恐らく仕事も止め看病に専念したいと思うであろうが、生活のことを考えるとそうもいかない。 映画では吉岡演じる裁判官の、アルツハイマーに掛かった父親(元裁判官)が「起立!」の掛け声を聞いてシャキッ!とする様子から、痴呆のように見えるが「魂はまだ生きている」ことを示している。 主役は妻を殺害したが、自分が愛した妻の首に手を掛けるなど、私には到底出来ない。何とか共に生きていかなければいけないが・・・・ 難しいテーマである。 長生きすれば、いつかは遭遇する問題でもある

ストーリーは半落ちHPを参照

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