星宿海への道
タクラマカン砂漠で行方不明になった義兄、その兄の人生と消息を捜し求める主人公、義兄の子を身ごもった内縁の妻及びそれに関連する人々との人生模様を描いている。
近年旅したシルクロードからヒントを得たのであろうか、スケールの大きな小説に仕上がっている。たとえ同じ旅を私がしても、こんな物語は全く浮かばない。著者はどんな思考回路を持っているのであろうか?
著者の作品は殆ど読んでいる。美しい情景描写とともに登場人物の心情を細やかに描いており、いつも楽しめる。 本編も貧しかった昭和の時代と現代とを通じて、人の生涯と運命の不思議さを叙情豊かに仕上げてある。
最後に「星宿海」の秘密が明かされるが、私の目も美しい「星宿海」が浮かび上がってきた。来年の夏には、「星宿海」を見に是非行ってみようと思う。
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