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2006年1月30日 (月)

憑神 浅田次郎著

私の評価 ○ 2006年1月読書tukigami

浅田次郎さんらしい「人」を描いた作品でした。私は、浅田さんの人を描く「心」が好きです。

舞台は江戸末期、出世を狙って婿入りした家を離縁されたツキのない主人公。子供の頃から「何かやる人材」と見込まれていたが、離縁でそれもパァ。

ひょんなことから3人の憑神が順番に憑く。貧乏神、疫病神、そして**神。
でも不思議な魅力を持った主人公は、これら憑神のもたらす災難を逃れていく。でも最後の**神は・・・
この過程で、「何かやる人材」といわれていた主人公が、脱皮して成長していく。

私なら、こんな憑神に憑かれたらどうするだろうか? 主人公のような勇気が持てるか・・・?

永遠の時間の中で、わずか7,80年しか生きられない人間。何の為に生まれてきて、生涯を送るのだろうか? 浅田さんの投げかけたテーマであり、人生50年を過ぎて問う私自身でもある。

主人公は江戸末期の動乱の中で、「武士」として立派に生きた。

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