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2006年1月20日 (金)

ねじの回転(上、下) 恩田陸著

私の評価 ◎ 2006年1月読書nejino_kaiten

近未来の国連が時間遡行装置を用いて、過去に介入して歴史を改変・修復しようとする。2.26事件を改変しようと送り込まれた国連職員と歴史の真っ只中にいる反乱日本軍青年将校たちとが織りなす物語。

リセットにより歴史を何度も繰り返す発想が面白い。作中にもあるが、こうして改変されていること自体が歴史かもしれないと思うと、歴史とは、人生とはと色々考えて面白くなる。
なんかレコードの針が飛んで同じことを繰り返すようだ。でも、その一回一回の中で、将校たちの心が動き、全く違う歴史になる。 現実の歴史もそうなんだろうなと思う。あの人がもし違う行動ととっていれば歴史が変わったんだろうと。 この本はそんな楽しさがあった。

自分たちの行動が失敗に終わったこと、日本が負けたこと、その後目を見張るような復興と発展がなされたことを知らされた後に、青年将校たちはもう一度歴史を繰り返すために立ち上がる。 どんな気持ちだろうか? 将来を知っていて、再度行動を起こせるものだろうか・・・・?   
私だったら、歴史を変えるだろうな、きっと

でも、なにか最後が物足りないような感じがする。 恩田さんの本はいつもそうだったような気がするが・・・

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コメント

はじめまして。
TB&コメントありがとうございました。

失敗するとわかっていることを、個人を捨てて後世のために再び繰り返す。なんだかとても日本的だなぁ、と思いました。

投稿: mik_2004 | 2006年1月23日 (月) 11時33分

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ねじの回転 ・読み : ねじのかいてん ・著者 : 恩田 陸 ・発行 : 集英社 ・発行日 : 2002/12 ・定価 : 1,680円 人類を悲惨な運命か... [続きを読む]

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