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2006年1月17日 (火)

博士の愛した数式 小川洋子著

私の評価 ◎ 2006年1月読書hakaseno_aisita_susiki

事故によって80分間の記憶しか残らない元数学教授とそこに勤めることになった家政婦とその10歳の息子の心温まる物語。

何とかお世話したいという熱意がすばらしいのだろうか。心を閉ざしていた博士も徐々にではあるが、心を開く。息子は子供の純真な心で博士に接し、その人柄を愛し信じ込む。 
博士と息子を残し買い物に行く家政婦が、大丈夫だろうかと心配したことに対して、「お母さんは博士を信用していない」と怒り泣き出す息子。心温まるシーンが随所にある物語だった。
決して打算で生きていない主人公は立派であり、見習いたいと思う

物語中の数字の話も面白い。こんな風に数字を考えていると数学も好きになる子が増えるのではないだろうか?主人公の家政婦も、私もはまり込んで行った。

近々映画が公開のとのこと。どんな映画に仕上がっているのか楽しみな作品である

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コメント

夕凪さん、私も読みました。
でも、博士のように数式が気になりすぎて小説に集中できませんでした(泣)。
著者の小林さんの江夏投手と数学を結びつけて小説を作るという発想はすごいです。
でもルートくんは普通では考えられない出来すぎた息子なので、ちょっとずるいと思います(笑)。

投稿: ふみたろう | 2006年3月15日 (水) 23時32分

ふみたろうさん、コメントありがとうございます。
ほんと、数学の奥深さが小説に中に取り込まれて不思議な世界を作ってますね。

投稿: 夕凪 | 2006年3月16日 (木) 19時33分

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» 博士の愛した数式 [Proc Blog]
博士の愛した数式 今年20冊目。 [続きを読む]

受信: 2006年1月20日 (金) 15時16分

» 感動は深く静かに…「博士の愛した数式」 [万歳!映画パラダイス〜京都ほろ酔い日記]
 実に静かな映画だった。激しい愛の言葉もなければ、涙も憎悪も嫉妬もない。死の場面がなく、ラブシーンもない。淡々と日々の移ろいを追っただけなのに…。それでも、心を打つ、深く静かに、強く。「博士の愛した数式」(小泉堯史監督)はそんな佳作だった。80分しか記憶....... [続きを読む]

受信: 2006年2月 2日 (木) 14時20分

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