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2006年3月

2006年3月31日 (金)

懐かしいあなたへ 菊地秀行著

私の評価 × 2006年3月読書

主人公の主体が非常に不安定な物語の短編集。 「どこへ」「単身赴任」「俺と俺」「仮面生活」まで読んで止めた。

現代人の不安定な心を現しているのだろうか? その表現法にいまいち共感が得ず面白くなかった。

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2006年3月26日 (日)

湖底の森 高樹のぶ子著

私の評価 ○ 2006年3月読書

人の死とそれにまつわる思い出からなる短編集。

人は皆、人に言えない秘密を宿して生きていると思う。ある人の死によって、その秘密にしていた記憶が懐かしい記憶や辛い記憶として甦る。 
そして、その記憶と現在の生き様が重なり物語が展開するし、それを読んでいる自分の人生も展開する。

なつかしの昭和の歌のように、歌もまたその時の思い出と繋がっている。人から連想される思い出はさらに深いものだ。 

人は思い出とともに生きており、思い出を作っていくことが人生なのだろう。著者の優しさが漂う本だった。

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2006年3月23日 (木)

夢は荒れ地を 船戸与一著

私の評価 ○ 2006年3月読書

カンボジアを舞台に、日本を捨てクメール人の識字率向上、人身売買撲滅のために必死で動く日本人を描いた小説。

状況設定に若干無理があると思うがハードボイルド小説として完成しており、面白い。分厚い本だが、一気に読み進んだ。

一方、ODAのあり方、大使館のあり方、売春、日本人の嫌な一面が、クメール人、カンボジア人との対比で随所に出ており、社会小説の一面も持っている。

主人公の一人修介が『人間は自分の行為に動機やら理由をはっきりさせたがるのだろうか?行為がもたらす結果になぜ展望を求めたがるのだろう・・・』との問いに、クメール人のサミンが『恵まれてんだよ あんたは 俺にはそんなこと自問する余裕はない』と答えるのが印象的だった。 必死で生きる途上国の人と先進国の人の根本的な差がここに見える。

仕事で中国人と付き合ってもこれは感じた。

豊かになったが、生きがい・目的が見出せない。そのギャップが主人公たちをカンボジアに惹きつけた。

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2006年3月22日 (水)

旦那さま大事 山内一豊の妻 橋田壽賀子著

私の評価 ○ 2006年3月読書

最近本は購入から図書館で借りるようになったが、困るのは本の選択。帯も裏書きもなく、題名と著者だけで選ばなくてはならない。読むまでどんな種類の本なのかわからない。
この本は、大河ドラマの可愛い"千代"に影響されて手に取ったもの。

ドラマでも側室や浮気の話が出てくるが、本小説でも「世継」と「馬購入」をめぐる、賢い妻としての千代の活躍と苦悩が展開している。

現代でも「子供はまだ?」といらぬおせっかい質問が、夫婦を悩ませているが、当時は大変だったと思う。そんな時代、必死に生き、大名に上り詰めた夫婦は立派。

でも、人の幸せとはなんだろうか? とも思う本だった。

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2006年3月21日 (火)

WBC優勝おめでとう

ついにやりましたね。 メキシコにはほんとに感謝、感謝です。

準決勝、決勝が休日にあるなんて、今回のWBCは日本の為にあったのではと思います。
テレビ観戦ですが、目一杯応援できました。

今回もまた 福留が頑張りました。 当然皆頑張りましたけど、キューバが追いついてきた9回に代打で登場。 スカッとライムリーを打ってくれました。 またまた飛び上がって喜びました。  今年は中日が優勝しそうな予感!

システム、運営上の問題も色々あったけど、いい大会だった。是非、これからも継続して欲しいですね。当然改善を図って。
普段野球など絶対見ない家族も、凄い!とか言ってみてくれたことは、我が家の収穫です(笑)

さてさて、明日22日から入院になりました。 
1ケ月程度の入院期間になりそうですが、ベットに光ファイバーが来ているので手術まではブログの更新は出来そうです。

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2006年3月20日 (月)

雨あがる

小泉堯史監督 私の評価 △ 2006年3月 TV録画 HP

寺尾聰主演、宮崎美子、檀ふみ、吉岡秀隆出演

雨で増水した川の引くのを待つ仕官を目指す武芸の達人と妻、貧しい庶民、師範役を探している藩が絡み合った物語。 殿様役があまりにも下手で興ざめした映画だった。

個性・心情と宮仕え、現代と通じるものがありますね。 『思うままに生きる』これができればほんと幸せだ。 でも現実はそうも行かない。

妻(宮崎美子)のせりふがいいし、ラストシーンがすがすがしい。

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2006年3月19日 (日)

やったねWBC決勝進出

福留がやったね。 打った瞬間、飛び上がって喜んじゃった。 

おめでとう!

さあ、あさってはキューバを破って優勝だ!

庭のスイート・アリッサム  いい臭いがすると書いてあったので嗅いでみたが・・・・・、いまいちだった。

arisam

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2006年3月18日 (土)

おめでとうWBC日本準決勝進出

メキシコさん米国を破ってくれてありがとう。 もう絶対だめと思っていたが、思わぬ朗報。やったね。

棚ぼたで貰ったチャンス、明日の韓国戦には是非勝って欲しい。

頑張れ日本!!

今回のWBCは運営が悪い。審判は故意?に米国有利のミスを犯す米国審判しかいないし、1次予選から決勝まで予選リーグ間の入れ替え対抗がないし、ほんとおかしい。
ほんとの世界一決定戦ならば、誰が見ても公平な状況で戦うべきだ。3年後は、今回の優勝国で実施したらどうだろう。

日本にしろ、米国にしろ、驕れる者は勝てないということか。

さあ、明日は頑張れ! 福留頑張れよ!

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2006年3月16日 (木)

ハイエナ

世の中、お金、お金。 何でだろう。 ハイエナみたいな人間が多くいる。

年寄りを狙った詐欺。ほんとけしからんと思っていたら、田舎の義父が引っかかりそうになった。 認知症が出てきても一人で暮らしていたのに・・・   何でこんな人をだまそうとするか。 ほんとに人間のクズだ。

今問題になっているウィニーだってそう。 『ただ』で音楽や画像、動画を得るためにインストールして、問題を起こしている。ほんと浅ましい。

何とかならないか!

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2006年3月12日 (日)

海の仙人 絲山秋子著

私の評価 ◎ 2006年3月読書

川端康成文学賞を受賞した期待の新鋭の初長編とのこと。一気に読んでしまった。
社会に適応できず一人暮らしする主人公「河野」と二人の女友達「かりん」「片桐」との話。そこにファンタジーと呼ばれる神様が絡んできて、不思議な世界を形成している小説。読んでいて、ふんわりとした暖かな風を感じた。

誰しも過去に負った心の傷を背負っており、そこから抜け出せない。その孤独にファンタジーが答える。愛するかりんを失って、苦悩することで初めて過去から開放される河野。 河野に対して転勤を機に閉ざした心を一旦は開いたかりん。でも余命半年の宣告を受けてやっと開放される。 河野を愛するが飛び込めない片桐。でも最後は・・

著者の優しさだろうか、彼らの心の動きをファンタジーを交えて、優しく捉え展開している。
かりんを失って感じる「自責感」。愛する人を失うと誰でもそうなるのだろうと思う。でも時が忘れることを教える。 そんな目には合いたくないが、誰しも避けられない。

いい本だった。

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2006年3月11日 (土)

こぼれ種

ブロック隙間の雑草の間からビオラが咲いていた。 けなげに一輪。

庭のかいどうの木も芽吹いた。 もう完全な春だな

koboreadane

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2006年3月10日 (金)

静かな木 藤沢周平著

私の評価 ◎ 2006年3月読書

岡安家の犬、静かな木、偉丈夫からなる3短編で構成されいる。いずれもほのぼのとした人情を描いており、思わず笑みがもれる楽しい本だった。

岡安家の犬 友人の犬を食べてしまい、絶縁された上に友人の妹との婚約を破談された男の責任の取り方が面白い。すがすがしいエンディングだった。

静かな木 隠居した主人公と家族の為にひと肌脱ぎ、権力者を追い落とす。恩義と正義で動く主人公と世界、家族の絡みが面白い

偉丈夫 超短編。まるで付録のようだ。でも、「蚤の心臓」を知る上司が面白い

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2006年3月 8日 (水)

隠し剣鬼の爪

山田洋次監督 私の評価 ◎ 2006年3月 TV録画 HP(閉鎖?なので、紹介ページ)

永瀬正敏主演、松たか子、吉岡秀隆出演

藤沢周平の世界を見事に映画化しているいい作品だった。さすが山田洋次監督だ。舞台はおなじみの海坂藩、山形の美しい自然も見事に描写されている。

主人公の下級武士・片桐宗蔵(永瀬正敏)の武士が、幕末の動乱期を愚直な武士として且つ人としての尊厳をもって生きる様が描かれている。汚職や偽装が蔓延している現代にも通じる「武士道」であり、我々日本人が持ち続けなければいけない「精神・倫理」を時代劇を通して語りかけてくる。

一方、片桐の家に奉公にきた娘きえ(松たか子)との身分を越えたせつなく優しい愛が描かれており、すばらしい映画になっている。嫁ぎ先で虐待されて寝込んでいるきえを連れ戻しに行くシーンは、優しい片桐の凛とした行動に身震いした。

ラストシーンでの「隠し剣」と片桐/きえの会話・笑顔がすがすがしく、余韻を残すいい映画だった。

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2006年3月 7日 (火)

増税が日本を破壊する 菊池英博著

私の評価 △ 2006年3月読書

現在の財政再建は「粗債務」で見ているからで、国家財産の多い日本は「純債務」で債務を見るべきだという著者の主張が繰り返し述べられている。 読んでいてちょっとくどかった。

『過去の経済運営で、デフレ下で緊縮政策をしたものは失敗し、積極投資政策をしたものは成功している。橋本内閣の失敗はまさにこの典型であり、その後に同様の政策を行った小泉首相はまさに日本経済をだめにした。 橋本、小泉首相がやるべきだった政策は拡大政策で、GNP拡大、自然増収を図るべきだった。 目先の財政収支にこだわるべきでないし、国は国民をだましている。』等、厳しい意見が展開されている。

確かにバブル以降の経済運営は完全に失敗だったと言える。収入は減り、失業が増大。若者の勉強、勤労意欲も減退してしまった。 企業はリストラで正社員を減らし、「成果給」導入で人件費を大幅に減らした。その結果、雇用環境は、資本家が労働者を搾取した古い資本主義の様相を示してきたし、日本産業の源であった中小企業の衰退や製造業の海外移転が進んだ。 やはり何とかしなくてはと思う。

私も著者が主張するように、国家蓄積となるような投資や産業育成は積極的にやるべきだったと思う。しかし、「純資産」だけを見て無謀な国債発行を継続することも間違いだと思う。やはり無駄な費用、消費費用を減らして、投資予算の拡大を図るべきだと思う。 これがなかなか進まないことが問題ではないか 

著者が主張するように、増税は望まない。 財政支出の中身を見直し、純投資比率、生きたお金の比率を上げて欲しいものだ。

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2006年3月 6日 (月)

海へ 南木佳士著

私の評価 ○ 2006年3月読書

精神を病んだ医者の日常と太平洋に面した友人宅への旅行での人との触れ合いと自らの心の動きを淡々と綴った私小説。病気に打ち勝ったが、完全に回復していない著者の心や友人宅の家族模様と心の傷が素直に語られており、心に染み入る本だった。

我々は皆、自らの育った環境や祖父母、父母から引き継いだ特質を持っている。これをベースにして自らの人生を築きあげている。父とは違うぞ!と若いときは自分の人生を切り開いていくが、祖父母からしがらみから結局は離れなれない部分があることを知る。この様子を友人宅に描いている。
また、友人の娘、高校生との交流が楽しい。

私も人生を振り返ると、祖父母は父母から引き継いだものをつくづくと感じる歳になったし、また子供に引き継がれていくのも感じる。それが人生だろうし、幸せになって欲しいと思う。

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2006年3月 5日 (日)

咳がやっと治ったが・・・・

3ケ月続いた咳がやっと収まってきた。ほんと身体が楽になった。

でも、この間の検査で新たな病気が発見された。憂鬱極まりないが、これも人生。受け入れて立ち向かわねばならない。
神様は耐えれる人にのみ試練を与えるというが、いい加減にして欲しいものだ。 我が家に平穏な幸せが戻ることを祈ろう。

すっかり春らしくなった。 庭のパンジーも元気になってきた。
今日は図書館とウォーキング。 春を満喫だ。panji_20060305

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2006年3月 4日 (土)

ムスカリの花

YUMEのお墓に植えたムスカリの花がきれいになった。
アップで見ると、一つひとつの花が可憐だ。

毎年、春に咲くといいなmusukari_up

musukari_zenkei

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2006年3月 1日 (水)

パラレルワールド ミチオ・カク著

私の評価 △ 2006年2月読書

タイトルに惹かれて読み出したが、難しかった。
ビックバンまではいいが、ひも理論になると??? ましてや11次元は・・・

子供の頃、宇宙の端はどうなっているのだろうと考えていた。現在宇宙は膨張しており、やがて膨張速度が減少して収縮に向かうというビックバン理論が出て納得していた。しかし、その後の研究では宇宙の膨張速度が増大しており、やがて宇宙は冷え切って死に絶えるという。

そしてこの本では、宇宙は風船の膜のような平面で膨張している。その膜から、新たな風船が発生してあたらな宇宙を形成するという。このように多くの宇宙が誕生して、パラレルワールドが出現する。
全く想像すらできない世界になってきた。

天文学と物理学について、時代別に纏められており、宇宙が好きな人にはおすすめ。

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