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2006年3月26日 (日)

湖底の森 高樹のぶ子著

私の評価 ○ 2006年3月読書

人の死とそれにまつわる思い出からなる短編集。

人は皆、人に言えない秘密を宿して生きていると思う。ある人の死によって、その秘密にしていた記憶が懐かしい記憶や辛い記憶として甦る。 
そして、その記憶と現在の生き様が重なり物語が展開するし、それを読んでいる自分の人生も展開する。

なつかしの昭和の歌のように、歌もまたその時の思い出と繋がっている。人から連想される思い出はさらに深いものだ。 

人は思い出とともに生きており、思い出を作っていくことが人生なのだろう。著者の優しさが漂う本だった。

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