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2006年3月 8日 (水)

隠し剣鬼の爪

山田洋次監督 私の評価 ◎ 2006年3月 TV録画 HP(閉鎖?なので、紹介ページ)

永瀬正敏主演、松たか子、吉岡秀隆出演

藤沢周平の世界を見事に映画化しているいい作品だった。さすが山田洋次監督だ。舞台はおなじみの海坂藩、山形の美しい自然も見事に描写されている。

主人公の下級武士・片桐宗蔵(永瀬正敏)の武士が、幕末の動乱期を愚直な武士として且つ人としての尊厳をもって生きる様が描かれている。汚職や偽装が蔓延している現代にも通じる「武士道」であり、我々日本人が持ち続けなければいけない「精神・倫理」を時代劇を通して語りかけてくる。

一方、片桐の家に奉公にきた娘きえ(松たか子)との身分を越えたせつなく優しい愛が描かれており、すばらしい映画になっている。嫁ぎ先で虐待されて寝込んでいるきえを連れ戻しに行くシーンは、優しい片桐の凛とした行動に身震いした。

ラストシーンでの「隠し剣」と片桐/きえの会話・笑顔がすがすがしく、余韻を残すいい映画だった。

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