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2006年6月28日 (水)

海鳴 明野照葉著

私の評価 △ 2006年6月読書

歌手への夢を絶ち母となった主人公が、娘の才能を知り、歌手にしようとする物語。

自分の子供に夢を託すことは良くある話だ。でも家族を捨ててでもするだろうか?
そこに主人公の過去が絡んでおり、複雑な物語が展開していく。

計画通り、娘は歌手として成功するが、「娘のため」と思って必死になっていた主人公は、売れることで一人立ちし、親離れをする娘から置いていかれる。
そこで初めて、「娘の夢」の為ではなく、「自分の夢の置き換えのため」、「自分のため」に動いていたことを悟る。

結局、何もかもを失った主人公。でも最後は・・・

人は「夢」を追いかけて暮らしている。でも、年齢を増すごとにその夢はかなうことなく消えていく。その夢を捨てきれず、子供に託した主人公は幸せだったかもしれない。

私の夢はなんだったんだろう。小学生の頃は先生になりたいと思っていたが、いつの間にか化学技術者になった。研究者として新しいものや技術を作ることに情熱を燃してきたし、その夢は実現した。
でも、会社でも若い人を育てる楽しみもあるが、教育の場でしっかり教えることが出来ないかなと最近思う。

これからの「夢」は・・・  

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