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2006年8月29日 (火)

午後の足音が僕にしたこと 薄井ゆうじ著

私の評価 △ 2006年8月読書

一つの作品が10頁程度の超短編、22作が纏められた短編集。
やる気の起こらないけだるい男の内面が見えてくる主題がほとんど。読んでいて、「なんだこいつは」と思いつつも、最後まで読ませる何かがあった。

本の題名になっている短編「午後の足音が僕にしたこと」は、小さな田舎町の商店街の中に住む主人公の若い男が、毎日決まった時間に商店街を歩く『ハイヒール女性』に興味を引かれる話。
興味を惹かれながらも声を掛けることも出来ず、正面から顔も見ることが出来ない。その内、男は結婚して子供が出来るが、その女性への『気掛かり』は消えない。ある日突然、足音が消えた。そこで男がした行動は・・

「僕が見知らぬ猫にできること」 男の家に白い猫が来たその日、美しい女性が突然玄関に入って来て濡れたブラウスを脱ぎ始めた。その日以後、猫が来る頻度が増えると共に、男がその女性を街で見かける頻度が増えてきた。気になるが、声を掛けることが出来ない。 ある日男は、猫に触れたくなり捕まえようとするが逃げられ、以来、女が消えた・・・

全ての話に女性が出てくる。それも『美しい』と感じさせるような若い女性が、積極的に動いてくる。でも何も出来ない男、しない男。ある意味で、夢と願望、そして現実を空想の世界に描いた作品なのだろうか?

どんな小説でもそうだが、キーとなる女性は主人公にしろ脇役にしろ、『美しい』と思わせる。そう書いてあるのか、私がそう感じるのかは分からない。 ほとんどの読者は、そこに読書の楽しみの一端を感じているのだろうか?

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花が終わり、一旦実を付けていたランタナがまた咲き始めました。

Rantanaimg_1124 Rantanimg_1147

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コメント

クローズアップレンズ使用でしょうか。
とっても感じ良く撮れてますね。
ショウジョウバッタの顔も愛嬌ありますね。
今度わたしも撮ってみようかしら。
コウロギもカマキリも畑にはいますよ。
写真とは、心の眼を開いて写すもの。被写体と対決した各人の、心の映像表現である。・・・素敵な言葉ですね。
そんなふうに撮れたらいいなと思います。

今「フランケンシュタイン」を読んでいます。
なんかの本を読んでいるなかで興味を持ち借りて来たのですが、読みたい本があるって嬉しいです。(笑)

投稿: フィービー | 2006年8月30日 (水) 13時42分

一人で暮らすというのは・・
案外大変なことでしょう~!(笑)
奥さんのありがたみが、あらためて感じられたのではないですか?(笑)

ランタナ綺麗ですね~
やっぱりアップの画像が全然違います!
これからますます磨きがかかることでしょう~!

投稿: m子 | 2006年8月30日 (水) 19時22分

フィービーさん こんばんは

下の写真がクローズアップレンズですね。大分大きく写せます。

確かにいい言葉ですよね。そんな風に考えて撮ったら、絶対にいい写真が取れると思います。 でも、シャッターが押せなくなるかも(笑)

読書のレパートリーが広いですね。映画に比べると、博士の心の描写がメインに書かれているのでしょうか?

投稿: 夕凪 | 2006年8月30日 (水) 20時53分

m子さん こんばんは

もう身に染みてますよ。 大変です(笑)
単身赴任で1人の時と、自宅で一人の時は大変さが全然違います。

夏に咲いて終わった花が、色々咲きましたよ。面白いですね。 今まで気が付きませんでした。 

励ましの言葉、有難うございます。このレンズ、ピントの範囲が非常に狭くて難しいです。 なかなか気に入った写真が取れません。

投稿: 夕凪 | 2006年8月30日 (水) 20時58分

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