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2006年8月23日 (水)

原発と断層

島根原発で原発近くの断層の長さが問題になっている。 そんな中、「原発設置へ 地震に甘い電力会社」「15断層を過小評価」との見出しで毎日新聞の調査が出ていた。

電力会社の考え方はいずこも一緒だな、というのが最初の感想。でも、この調査では島根原発は抽出されていない。ということは、問題のある可能性のある原発はもっと沢山あるということだろう。

私自身は原発に対して推進、反対の明確な意思は持っていない、というか決めきれていない。

化石資源を燃やして発電する火力発電では、資源の浪費とCO2問題は避けて通れない。代替エネルギーでは原発が一番多く、風力や太陽光は極僅かである。こんな状態で原発を止めると、我々の生活レベルをダウンさせざるを得ない。

しかし、原発には問題がある。すなわち、廃棄物問題、事故汚染の可能性、寿命と原発廃棄問題だ。全てがその場しのぎで、国としての抜本的な方向性が出ていない。

日本は本当に豊かになった。物質的には間違いなく豊かだ。でも精神的な豊かさはまだまだだと思う。これら豊かさを保ち発展させながら、エネルギー問題にどう対応していくかとの議論が必要だ。
高度成長期を見て育った私としては、「豊かさ」を捨てることは出来ないし、子孫にも残したいと思う。

さて、表題の断層問題、島根原発の記事を見ていると、本問題に限らない現在の日本社会に横たわる『本質的な問題』に行き着く

断層を調査した学者は、これまで発見されていた宍道断層の長さは間違いで、今回の調査により更に**km長いことを発見した。その結果、想定される地震の規模はM**になり想定規模より大きくなる。原発の安全性を見直す必要がある。と

一方、原発側は、建設当初の調査で判明していた断層長さに拘ることなく、過去の再調査で断層の長さを++km(**よりは小さい)までは認めていた。しかし、今回の再調査での長さ変更は認めていない。(すみません、具体的な数値は忘れてしまいました)
一見矛盾している対応のように見えるが、ここに本質があると思う。

今回の断層長さ変更を認めると、『島根原発の設計基準M**』を超えてしまうからだ。想定震度よりも設計基準が小さければ運転できなくなる。
本来であれば、想定震度が大きくなれば、補修するなどして耐震性を大きくするべきだが、それすらせずに、逆に学者の調査を無視して、先送りしようとする。

今日本の社会問題が全てこれと同じ現象になっている。 全てが『逃げ』『先送り』。
少なくとも、小泉さんは一つの問題に挑戦した。そういう意味で素晴らしい政治家だと思う。

みなさんはこの問題、どう思われますか?

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Img_1007

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コメント

こんばんわ^^

原発・・誰もが安心は決してしていないと思うけど
やはり、一度手に入れた「便利さ」・「豊かさ」は
なかなか手離せないですよね~。

何かを手に入れるためには、何かを失う。
バランス、考えてしまいます。

写真、奥さまのお針箱ですか~?
趣味がちょっと似てます・・私と(笑)

投稿: kumiko | 2006年8月23日 (水) 22時55分

kumikoさん こんばんは

原発は難しい問題です。でも、先送りせずに、どうにかしなくてはならない問題でもあります。 難しいですね

kumikoさんもパッチワークとか手芸をされるのですか?

投稿: 夕凪 | 2006年8月24日 (木) 22時16分

原発は安全性と使用後の処理法がが気になりますっ。
けど、日本人は沢山エネルギー使うので、原発を使わない
との混合でやはりエネルギーが賄えないのでは?

最近の若い者はグループディスカッションの研修で原発の
Yes/Noを議論しますよ(笑)。

投稿: ふみたろう | 2006年8月27日 (日) 10時22分

ふみたろうさん こんにちは

是非その議論を聞いてみたいですね。 日本全体で議論すべき問題だと思いまね。

関東は大分涼しくなったようですね。こちらはまだ30度を超えています。 フッー!

投稿: 夕凪 | 2006年8月27日 (日) 16時44分

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