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2006年9月18日 (月)

出口のない海 佐々部清監督

私の評価 ◎ 2006年9月 映画館 公式HP 

出演者 : 市川海老蔵、伊勢谷友介、上野樹里、永島敏行、香川照之、古手川裕子、三浦友和、他

人間が操縦する魚雷に乗る青年と彼に関わる人たちを通して、国家とは何か、戦争とは、生と死の意味とはなどを問う反戦映画。 
市川や上野の演技はいまいちだったが、最後まで画面に惹きつけられた映画だった。

主人公の並木(市川海老蔵)は、太平洋戦争末期で国家総動員の中、明治大学で野球に没頭している。そんな中、徴兵されるよりはましと海軍に志願する。 やがて、人間魚雷『回天』の乗員となるが、戦争の意義も自分の死についても、その意義を見出せないまま、魚雷発射の時が来る。 物語は、その現実と並木の回想が交じり合い進む。

国家のために死ねるだろうか? 敗戦を目前と知りながら死ねるだろうか? それも自らが操縦して敵の艦船に体当りする。
映画は、このテーマをベースに4人の若者と周りの人々の心を描き出す。

戦後60年、日本では平和が続いている。この平和は絶対に続けなければいけない。

今東アジアは、かつてない緊張状態にある。単なる感情論だけで、北朝鮮や中国を非難してはいけない。その行き着く先は、開戦へと突き進んだ過去と同じことになる。

「戦争など起こさずに東アジア問題を解決して、共存繁栄はかる」、このことを国民一人ひとりが願うことが、もっとも大事だと思う。 それが世論を動かし、政府を動かす。 過去の過ちを再び起こさないために。

そんなことを考えさせられた映画だった。

恋人の美奈子が出征する並木を送り出す汽車のシーン、「純情きらり」や「ラブ・ストーリー(原題Classic)」でも同じようなシーンがありました。 私は、「ラブ・ストーリー」のシーンが一番好きです。 

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台風は行き去りました。 倉敷は強めの風が吹いた程度で、被害はなかったようです。しかし、九州や広島で大きな被害が出ましたね。お見舞い申し上げます。

先ほどまで、かなり強い北風が吹いていましたが、もう完全に止みました。 

台風のために釣りにもいけませんでしたが、代わりに映画に行きました。 混んでいるかなと思っていましたが、ガラガラ。 この映画人気ないのでしょうか? 

花壇に咲いた雑草

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コメント

高校2年生の学園祭、クラスで
人間魚雷『回天』の模型を作って
パレード&展示をしました・・遠い日ですね~

年を重ねるごとに、こういう映画、見たくない・・と
思うようになりました。
ハッピーエンドの、ふんわかしたモノばかり^^;

投稿: kumiko | 2006年9月18日 (月) 21時32分

なんだか・・私も見たくない映画になってますね~
やりきれないんですもん。
どうしようもない世の中ってあるんですよね~

これからそんな世の中にはなってほしくないですね。

でも・・
なんだか危ないような気はします。

投稿: m子 | 2006年9月18日 (月) 22時17分

『出口のない海』今日、悩んだ挙句、観るのをやめた映画です。 機会があれば観ておいた方がよさそうですね。

戦争を知らない世代の人間だって、戦争してはならないことは解っていますが、自分達の生活とはかけ離れた話題だと感じていると思います。でも実際には世界はまだ戦時中。
アジアの人たちが理解しあって平和を目指し、毅然とした態度で武力崇拝戦争中心の欧米文化に働きかけねばならないと感じています。

台風、大変だったようですね。被害がなくてよかったです。

投稿: かつ | 2006年9月18日 (月) 22時42分

kumikoさん こんばんは

すごいものを作ったのですね。

戦争の悲惨さは伝えないとダメですね。 宮沢りえの「父と暮らせば」も反戦映画ですが、若い人にこのような映画を見てもらうことは大事だと思います。

私もハッピーエンドの映画が一番好きです(笑)

投稿: 夕凪 | 2006年9月19日 (火) 21時49分

m子さん こんばんは

戦争はダメ!っと叫び続けなくっちゃね。 でも政府も馬鹿じゃないから、大丈夫ですよ。

投稿: 夕凪 | 2006年9月19日 (火) 21時50分

かつさん こんばんは

ハハハッ 私と逆ですね。グエムルをやめてこの映画を見ました(笑) 
でも昨日、早めに夕食を食べて18:0からのグエムルを見てきましたよ。面白かったです。

ほんとそうですね。 戦争のない世の中にしたいものです。
人は武器を持つと強くなったような気がして来るんですよね、きっと。 だから交渉も出来なくなり、武力に訴える。永遠のテーマです。

投稿: 夕凪 | 2006年9月19日 (火) 21時57分

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「半落ち」に続いて 横山秀夫原作の映画化に挑戦した 佐々部清監督の「出口のない海」を 試写会で観てきました。 市川海老蔵を主演に 最後の秘密兵器「回天」の 乗組員を 伊勢谷友介・柏原収史・伊藤充則が演じます。 共演に、上野樹里・塩谷瞬などの若手を中心に 演技者揃いの作品です。 戦時中の話ですが 戦闘シーンも「死者」シーンもありません。 これは「生きる」ことの意味 「死に行く」ことの意味 そして戦時中にあった 「ある青春」を描い... [続きを読む]

受信: 2006年9月19日 (火) 15時14分

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