« 寒波 | トップページ | 通院&ランチ »

2006年11月 8日 (水)

金色の雨がふる 桐生典子著

私の評価 △ 2006年11月読書

現代に生きる主人公「奈生子」と過去に生き亡霊としてさまよう「アヤ」とが織りなす愛の生き様を、明治と現代2つの時代を交錯させて描いている。独立に進行する二人の時代を超えた二つの物語は、やがて接点を持つことになるが、人の「心」と「生」をテーマにした小説だ。

人は誰しも幼少期に大きな愛情を受けて育つ。でも、その愛情を受けられずに成長した人はどうなるのか。作品は現代に生きる奈生子とその恋人桧山を通じて、その一面を描いている。奈生子は屈折した性格の桧山を通じて人を愛することを知り、自らの内面に隠された本心を知る。

ひたすらに山の男を愛するアヤ、しかし裕福な男に身請けされた今の快適な生活を捨てられない。やがて山で予想外の不幸が訪れるが、自らの快楽のために一時的にも愛を忘れたアヤは、その後悔のため亡霊となり現代を生きる。

誰でも皆、いろんな思いをしながら生きている。でも幼い時に受けた傷が隠れた心の傷として残り、その後の生き方にも影響する。小説では、その隠れた心の傷を自覚して初めて本当の自分が見え、素直になれる。確かにそうかもしれないが、主人公の行動には着いていけなかった。

-----------------------

今日も寒かったですね。今もエアコンを入れています。

Img_1706

|

« 寒波 | トップページ | 通院&ランチ »

コメント

夕凪さん、お忙しいのに、よく本を読まれますね~@@
偶然、今日の私のブログも、本のこと、書いてみました。

エアコン!? え? 
ウチも使ってますよ~ただし、クーラー(笑)

お花、「かたばみ」でしょうか・・

投稿: kumiko | 2006年11月 8日 (水) 21時50分

kumikoさん こんにちは

クーラー!? さすが沖縄ですね。 
我が家はストーブを出しましたよ。寒さが去ったので、さすがに点けてはいませんが。

花はオキザリスです。おっしゃられるようにカタバミ科ですから、強いですよ。どんどん増えていきます。

点訳をなされているのですか、素晴らしいですね。 私は読み散らかすだけです(笑)

投稿: kumikoさんへ | 2006年11月10日 (金) 17時48分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/147658/12608141

この記事へのトラックバック一覧です: 金色の雨がふる 桐生典子著:

« 寒波 | トップページ | 通院&ランチ »