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2007年2月17日 (土)

社会保険庁と格差社会

今日の日経に『基礎年金番号漏れ、記録に不備5000万件。受取額減る恐れ』とある。とんでもないことだ!
1億2千万人の人口で年金納入義務者20歳以上だから、約半分の人の記載に漏れがあるということになる。

一体社会保険庁とは何のための役場だったのだろうか?

既に、同じ仕事を民間に委託するテストが行われている。その結果も実に驚くべきものだ。民間がその業務を行うと、社会保険庁の実績に比べて、2年間で6割のコスト削減が出来たとのこと。
きっとその仕事の質は、半分もの記載漏れを起こすような劣悪なものとは比較にならないほど良好だと、思わずにはいられない今日の新聞記事だった。

単純に民営化だけを捉えると、どのコストが減ったのかを明確にして欲しいし、公務員の給与が単にアルバイトやパートの給与に変わっただけでは全然面白くない。
たとえば、徴収に必要な人員数(効率)、人以外の必要経費などが減っていれば、民間委託も有効といえる。

しかし、給与の問題も大きい。低コストの人員=専門能力の要らない人で出来る仕事であれば、高い給与を貰う公務員がする必要はない。

しかし一方では、このようなことを言っていると、日本中の仕事が低コストの人員に置き換わって行く懸念がある。国会でも格差問題が色々言われているが、結局は仕事の質=給与とすると、これまでの日本人は給与を貰い過ぎたことになる。 

残念ながら、今日の記事はその典型かもしれない。 社会保険庁は解体して民営化するべきだ。

格差社会を考えると、民営化はほんとは止めた方が良い。国全体が豊かであれば、そのコストも吸収できる。
しかし現実は、企業や労働者が中国のような低コスト国との競争になると、低い給与の方に「仕事の質=給与」の関係が収斂していくことになる。

グローバル競争、好むと好まざると大変な時代がやってきた。

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今日は朝から雨、寒いし鬱陶しい一日です。良くなったはずの風邪が少しぶり返してきたのか、寒気がする。 ということで、布団の中で本を読んでます(^-^)

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クロッカスも満開だ

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コメント

ひと昔前は、終身雇用だったのに・・
競争も、アメリカ並みになるんですね。
才能や、やる気で判断されるのも、ちょっときついかな~。

競争、苦手分野なので、今、仕事してなくて
ほんと、良かった(笑)

投稿: kumiko | 2007年2月17日 (土) 19時06分

皆がそういうわけではないのでしょうが、お役所の仕事の質には幻滅させられることが多々ありますね。
競争社会の中で磨き上げられた民間の企業に対して、のほほんとしているお役所の「公が民を指導する」という姿勢に笑わせられることがあります。
国際社会に対応するために、公・民お互いがもっと協力しあったり、激励しあって社会を築き上げられるような社会構造は出来ないものでしょうか。

夕凪さん、風邪気をつけてくださいね。

投稿: かつ | 2007年2月18日 (日) 19時42分

kumikoさん こんばんは

私は終身雇用は続けるべきだと思います。でも年功序列はダメですね。
能力と成果できちんと評価すべきだと思います。 勿論学歴なども関係なく。

段々とそういう社会になっていくのでしょう。

でも、年功で給料は少しずつでも上げて欲しいですよね(^-^)

投稿: kumikoさんへ | 2007年2月18日 (日) 21時54分

かつさん こんばんは

ほんとそのような世の中になるといいですね。ここの企業ではなく、日本全体を豊かに、幸せにして行きたいものです。

社会保険庁は特に酷い例だと思います。一生懸命やられている公務員も沢山いますので。

平均賃金が300万円、社長が数十億円。こんなアメリカみたいな社会には絶対にしたくありません。 
日本が目指す道は、平均賃金1000万円、社長が5000万円かな。政治家にはどう見えているのでしょうか?

投稿: かつさんへ | 2007年2月18日 (日) 22時00分

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